四川省高山地帯羌族伝統民家の実態及び室内環境の改善に関する研究
学生名:王 春苑
研究テーマ:Research on Actual Conditions and Indoor Environment Improvement of Qiang Traditional Dwellings in the High Mountains of Sichuan Province, China
(四川省高山地帯羌族伝統民家の実態及び室内環境の改善に関する研究)
入学年月:2020.04
修了年月:2024.09
取得学位:博士(工学)
論文概要:
本論文は、四川高山地区における羌族伝統民家の継承を促進するため、羌族の木造、土づみ、石積みの伝統民家の住環境の実態及び影響要因、並びに室内光環境や熱環境の改善に関する実測調査研究を行ったものである。本研究では、民家の住環境の実態と室内光熱環境に焦点を当て、具体的な問題を発見し、その原因を分析整理することで、解決方法を探ることを目的としている。
論文の内容の要旨は以下の通り:
第 1 章では、研究の背景を述べ、羌族の伝統民家の「生きた姿」の伝承を実現、独特の伝統文化と生活様式を継承していくことを本研究の目的として明らかにした。
第 2 章では、研究対象と研究方法を紹介し、民家の住環境及び室内の光環境、温熱環境の実態を明らかにし、改善の方法を提案した。
第 3 章では、伝統民家の住環境と室内の光環境、温熱環境の実態及び影響要因を調査し、問題点を指摘したうえ、本研究の重要性を示した。
第 4 章では、伝統民家の室内光環境の実測と分析の研究では、建築光環境の特徴を分析し、室内外の採光実測結果を計算して、室内の採光の環境は極めて悪い、改善の必要性を示した。
第 5 章では、伝統民家の室内熱環境の実測と分析の研究では、建築温熱環境の特徴を分析し、室内外の気温の実測結果を計算して、室内の熱環境は極めて悪、改善の必要性を明らかにした。
第 6 章では、伝統民家の室内光環境改善に関する研究では、調査結果に基づいて分析し、天窓と光ダクトを活用して室内の自然採光と通風の一体化を実現することで、室内光環境の最適化を図った。
第 7 章では、伝統民家の室内熱環境改善に関する研究では、壁体内に保温材 PUを貼り付け、閉鎖空気の中間層をさせることで、室内気温の上昇を図り、室内温熱環境の最適化を図った。
第 8 章では、各章で得られた結論をまとめた.